八面六臂の私

かなりの自画自賛ではあるが、今日の私は、まさに八面六臂。
というのも。
通常の薬局の仕事に加えて、学校薬剤師の臨時の室内空気化学物質測定（シックスクール検査）があったのだ。

検査そのものは、同じコトを２年前にもやっていて、さほどの不安感はなかったが。
一応、昨日から、準備して、まとめて設置器具を鞄に入れておいた。
で、今朝は、７時５０分に行くことを学校と約束してあったので、７時起床。
７時というと、遅いと思われるかもしれないが、これでも、通常の私の起床時間よりは４５分早いのである。
（いつもは、出勤時間の１時間前である、７時４５分に起きる）
まぁ、小心者の私としては、イレギュラーなことがあると、眠りが浅いので、目覚ましがなる前にモソッと起きてしまい、結局、予定より１０分も早く学校に着いてしまった。
時間の約束をしたときは、早くもなく、無論遅くもなく、２～３分前に出現することを目標としている私としては、「ちょっと、早いなぁ」と、思いつつ、学校の玄関内まで入ったところで。
肩から下げた昨日用意した鞄の中を何気に見て、血の気がひいた。
「ああっ！！　パッシブチューブを冷蔵庫に入れたままだっ！！！」
補足するが、検査は、拡散法によるサンプリング方式で、ホルムアルデヒドとＶＯＣを吸着させる吸着管（パッシブチューブ）を、密閉された教室内に決められた時間設置して、回収するというやり方なのだが。
その、チューブ（特にホルムアルデヒド用）は基本的に要冷蔵保存で、ＶＯＣは室温でもどっちでも良かったのだが、まぁ、一緒に冷蔵庫にいれておこうと、鞄にはいれてなかったのだ。
つまり、肝心なものを忘れたってこと。
次の瞬間、駐車場まで、猛烈に走って、車を、完全にスピード違反の速度で走らせて、自宅に戻って、チューブを持って、学校に戻るまで、およそ１０分。
結局、嫌な汗はかいていたものの、きっちりの時間に間に合って、対応してくれた教頭先生には、しらっとした顔で「おはようございます」とか、言っていたが、内心は既に脱臼状態。
でも、設置はごく簡単なので、すみやかに済んで。
で、帰宅して、朝食をとって、出勤。
今日は、いつもの土曜の患者数で、まぁ、予定調和的。
残業、３０分で、帰宅。
その後、２時に母を整形に連れて行かなければならないので、昼食をとって、ちょっと早めに行く。
診察券を休憩時間に事務さんに渡すという技を使ったので、午後一で診察できて、母はＤｒに「腫れもひいたし、きれいなので、２週間後に来てください」と、言われたと、ニコニコ。
「ヒビも消えていた」というので、今日はいいかと、診察室には一緒に入らなかった私だったが、それはまだないだろうと、今度は一緒に入らせてもらって、写真を見たいなと思った。
まぁ、この一週間というもの、ず～～～っと数時間おきに中黄膏パップを取り替えていて、今日当たりは、青アザも相当消えて、綺麗になっていたが、それでもね。
それと、診察に行くときは、処方どおりのセルタッチにしましょうと、調剤室の在庫から、１枚ペロ～ンと貼っていったら、Ｄｒが「セルタッチは、半分でいいよ」って、言ったと母が。
セルタッチ半分だけ貼っていたら、ココまで、腫れはひかないし、おそらく、結構痛んだろうと思う。
で、今日も処方箋はセルタッチ２４枚で、それは貰わず、帰宅して、また、中黄膏を３枚景気良く貼る。
後は、養生と時間が治してくれるでしょう。
で、その後、買い物をして、夕食の支度をして（これが、実は、相当毎日苦痛だったりする。でも、今は母ができないので、しかたない）、その後、学校に行って、朝、設置したチューブを回収して、家に戻って、チューブや温度などのデータや器具一式梱包して、今度は宅配便の支店に持ち込んで、送って検査、終了。
帰宅したら、もう、６時ちかく。
もう、疲れてしまって、ちょっと、寝た。
今日は、本当に忙しかったが、でも、滞りなくすんでよかった。
ただ、今年は異常に暑くて、今日も、密閉した教室の中は３０度近くで、
「これは、もしかして、数字、でちゃうかも」と、教頭先生と二人でため息をついたことだけが、まぁ、唯一の心配ではある。
再検査なんてことになったら、また、設置・回収に行かなきゃならなくて、ヤダよ。