母の誕生日 [母との交信]
今日の薬局は、激多忙。
それはさておき。
今日は、母の誕生日。
生きていたら、母は七十七歳だった。
朝、御参りをする時、和菓子をお供えして、ハッピーバースディを歌った。
「ありがと~」って、声が聞こえた気がした。
母のいない誕生日は、これで三回目。
そして、新居で迎える最初の誕生日だ。
一年前の今日、私は、新居に住民票を移した。
既知の通り、引越しはその後、三ヵ月半にわたり。
地獄の夏と化していくわけなのだけど、それでもあれからもう、一年がたとうとしている。
そうして、母がこの世からいなくなった八月二日がまたやってこようとしている。
今でも、薬局の窓から外を眺めていると。
ちょっと先のバス停に用事を足して降りた母が、生前よくやってたように、こっちに手を振っている。
そんな姿が、ひょいと現れそうな錯覚に陥ることがある。
でも、もうそれはない。
母は、この世に体がもうない、から。
母の骸は、焼いて、骨にして。
私が最後のひとかけらまで拾ったのだから。
総合警備保障の機器の上の母の満面の笑みの写真は、まるで生きている母そのものだ。
現実には一度も足を踏み入れることが出来なかった私の新居で、母は微笑んで、楽しそうに私と暮らしている。
写真の母は、七十四歳のまま。
それでも、私は、こうして生きている。
それはさておき。
今日は、母の誕生日。
生きていたら、母は七十七歳だった。
朝、御参りをする時、和菓子をお供えして、ハッピーバースディを歌った。
「ありがと~」って、声が聞こえた気がした。
母のいない誕生日は、これで三回目。
そして、新居で迎える最初の誕生日だ。
一年前の今日、私は、新居に住民票を移した。
既知の通り、引越しはその後、三ヵ月半にわたり。
地獄の夏と化していくわけなのだけど、それでもあれからもう、一年がたとうとしている。
そうして、母がこの世からいなくなった八月二日がまたやってこようとしている。
今でも、薬局の窓から外を眺めていると。
ちょっと先のバス停に用事を足して降りた母が、生前よくやってたように、こっちに手を振っている。
そんな姿が、ひょいと現れそうな錯覚に陥ることがある。
でも、もうそれはない。
母は、この世に体がもうない、から。
母の骸は、焼いて、骨にして。
私が最後のひとかけらまで拾ったのだから。
総合警備保障の機器の上の母の満面の笑みの写真は、まるで生きている母そのものだ。
現実には一度も足を踏み入れることが出来なかった私の新居で、母は微笑んで、楽しそうに私と暮らしている。
写真の母は、七十四歳のまま。
それでも、私は、こうして生きている。
2010-06-21 21:35
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コメント(2)
もう3年もたつのですね・・・
でも、そばにおられますね。
本当にそんな気がします。
by 月うさぎ (2010-06-22 20:33)
月うさぎさん、nice&コメントありがとうございます。
3年になろうとしています。
でも、あの時から、時間の経過が変なので、今、この瞬間も3年前に繋がっている様な。
でも、やっぱり時間はたってしまっているような。
パラレルワールドが形成されてしまっているような。
……やっぱり、おかしなとしか表現できませんが、そんな感じで時間がすぎていってます。
ただ、新居にきてからは、「今」が自分にやっとなじんできている気もしますけど。
(--;)
by ミィシャ (2010-06-23 03:46)